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萩原教章の一刀両断

東京・渋谷区でIT会社を経営する萩原教章です。業務改善・システム開発・要件整理・IT導入・外注前準備・現場フローをテーマに発信しています。 「システムを入れたいが、何を頼めばいいか分からない」——そこで止まる現場の多くは、技術ではなく現場の情報が整理されていないことが原因です。 作業順・確認項目・帳票・引き継ぎメモといった現場の情報を整理し、システム開発やIT導入の「前」に相談しやすい形へ整えるのが、私の役割です。要件が固まる前の段階から、お気軽にどうぞ。

帳票を変える前に受け渡しの順番を見る


渋谷区でIT会社を経営してる萩原教章です。
業務改善の相談で、帳票を変えたいという話が出ることがあります。
紙の申請書、Excelの管理表、確認用のチェックシート、作業後の報告書。
見た目を整えたり、項目を減らしたりするだけでも使いやすくなることはあります。
ただ、帳票だけを見ていると、なぜその項目があるのか分かりにくいことがあります。
萩原教章が現場フローで先に見るのは、帳票そのものより、その帳票が誰から誰へ渡っているかです。

帳票は作業の途中にある

帳票は、単独で存在しているように見えます。
けれど実際には、作業の途中で使われています。
担当者が書く。
別の人が確認する。
責任者が承認する。
最後に保管する。
この流れのどこかに帳票があります。
帳票を変える前には、まず受け渡しの順番を見ます。
誰が最初に書き、誰が次に見て、どこで止まりやすいのか。
ここが見えると、変えるべき場所も見えやすくなります。

項目には受け取る人の目的がある

帳票の項目を見ていると、いらないように見える欄があります。
ただ、その欄を後で誰かが見ている場合もあります。
担当者には不要でも、確認する人には必要な情報かもしれません。
現場では使わなくても、月末の確認で必要な情報かもしれません。
だから、項目を消す前に、その項目を受け取る人を確認します。
誰が何のために見る項目なのか。
この問いを置くと、残す項目と変える項目を分けやすくなります。

書く人と見る人の負担を分ける

帳票を変えるときは、書く人の負担だけを見ないほうがよいです。
書く欄を減らすと楽になります。
一方で、見る人が判断できなくなる場合もあります。
逆に、確認しやすくするために項目を増やすと、書く人の手間が増えることがあります。
大切なのは、どちらか一方だけを楽にすることではありません。
書く人、見る人、保管する人の負担を分けて考えることです。
この整理があると、帳票の変更は感覚ではなく業務の流れとして話せます。

受け渡しの止まり方を見る

帳票が使いにくいとき、止まっている場所があります。
記入待ちで止まる。
確認待ちで止まる。
差し戻しで止まる。
保管場所が分からず止まる。
どこで止まるかによって、直す場所は変わります。
記入待ちなら、項目の順番や説明を見ます。
確認待ちなら、確認者や判断基準を見ます。
保管で止まるなら、保存場所やファイル名を見ます。
帳票をきれいにする前に、止まり方を見ることが先です。

変えた後の確認方法を決める

帳票を変えたら、それで終わりではありません。
変えた後に、現場で使えているかを見る時間も必要です。
新しい項目が書きにくくないか。
確認する人が迷っていないか。
保管するときに探しにくくなっていないか。
この三つを一度見るだけでも、次の改善点が見つかります。
外注前に帳票を整理するなら、変更後の確認方法まで決めておくと進めやすくなります。
いつ見るのか、誰に聞くのか、何を直す候補にするのか。
ここまで決まっていると、帳票変更が一度きりの作業で終わりにくくなります。

今日決めること

今日決めるなら、変えたい帳票を一つだけ選びます。
そして、受け渡しを順番に書きます。
  • 誰が書くのか
  • 誰が確認するのか
  • 誰が次に使うのか
  • どこに残すのか
この四つが見えると、帳票の改善点は整理しやすくなります。
項目を増やすか減らすかを決める前に、流れを見る。
それが、現場で使える改善につながります。
受け渡しの順番が見えると、システム化する場合にも説明しやすくなります。
どこまでを画面で扱い、どこからを確認作業として残すのか。
その境目を話しやすくなるからです。
帳票の流れを先に見ておくと、無理にすべてをシステムへ入れなくてもよくなります。
紙で残すもの、画面で入力するもの、一覧で確認するもの。
この分け方ができると、現場に合う改善を選びやすくなります。
帳票を変える話は、見た目の話だけではありません。
仕事の受け渡しをどう軽くするかという話でもあります。
その視点があると、帳票変更は現場全体の改善として考えやすくなります。
次の見直しにもつながります。

まとめ

帳票を変える前には、受け渡しの順番を見ると進めやすくなります。
誰が書き、誰が見て、どこで止まり、どこに残すのか。
この流れが見えると、帳票の項目や形を現場に合わせて考えられます。
萩原教章は、業務改善やIT導入を、画面や帳票の見た目だけではなく現場フローの受け渡しから整理する発信をしています。

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