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萩原教章の一刀両断

東京・渋谷区でIT会社を経営する萩原教章です。業務改善・システム開発・要件整理・IT導入・外注前準備・現場フローをテーマに発信しています。 「システムを入れたいが、何を頼めばいいか分からない」——そこで止まる現場の多くは、技術ではなく現場の情報が整理されていないことが原因です。 作業順・確認項目・帳票・引き継ぎメモといった現場の情報を整理し、システム開発やIT導入の「前」に相談しやすい形へ整えるのが、私の役割です。要件が固まる前の段階から、お気軽にどうぞ。

画面の名前をそろえる前に確認すること

萩原教章です。
システムの画面が増えてくると、呼び方がばらばらになっていることがあります。
同じ画面なのに、担当者によって呼び方が違う。これは珍しいことではありません。
画面の名前をそろえたいという相談を受けたときに、まず確認していることを書いておきます。

呼び方がばらばらになる例

たとえば、同じ一つの画面が、こう呼ばれている場合を考えてみます。
  • ある担当者は「申請一覧」
  • 別の担当者は「依頼リスト」
  • 責任者は「案件管理画面」
三つとも、指している画面は同じです。
打ち合わせの中でこの三つの呼び方が飛び交うと、外注先は同じ画面の話をしているのかどうか、その都度確認する必要が出てきます。
議事録を作る人も、どの呼び方で書けばよいのか迷い、結局その場で聞いた言葉をそのまま書き残すことになります。
本人たちは慣れているので、呼び方が違うことにすら気づいていないこともあります。
呼び方が違っていても、日々の仕事は回っているので、問題として意識されにくいという事情もあります。

そろえる前に、今の呼び方を集める

名前をそろえる前に、まず今使われている呼び方を集めます。
現場の担当者が使っている呼び方。
責任者が使っている呼び方。
マニュアルや資料に書かれている呼び方。
一つの画面に対して、いくつの呼び方が存在しているのかを、最初に見えるようにします。
集めてみると、思っていたより呼び方の数が多いことに気づく場合もあります。
呼び方だけでなく、それぞれの呼び方をいつ、どんな場面で使っているのかもあわせて聞いておくと、あとで選ぶときの手がかりになります。

どの呼び方を残すかを決める

呼び方を集めたら、どれを正式な名前にするかを決めます。
いちばん多くの人が使っている呼び方を選ぶ方法もあります。
作業の内容が伝わりやすい呼び方を選ぶ方法もあります。
正解は一つではありません。現場が納得して使い続けられる呼び方を選ぶことが大切です。
決める場には、実際にその画面を毎日使っている人にも加わってもらうと、選びやすくなります。
決めた呼び方は、その場で終わらせず、決めた理由も一緒に書き残しておくと、あとで見直すときに役立ちます。
画面名や呼び方の整理を外注前に進める考え方は、萩原教章の業務改善とシステム開発の記事一覧にもまとめています。

古い呼び方も、しばらく残しておく

名前をそろえると決めても、古い呼び方をすぐに禁止する必要はありません。
しばらくの間は、正式な名前と一緒に、今までの呼び方も併記しておきます。
「案件管理画面(旧・申請一覧)」のように書いておくと、慣れている人も迷わずに済みます。
急に呼び方を変えると、かえって現場の会話が止まってしまうことがあります。
併記する期間は、資料を作り直すタイミングなどで、少しずつ短くしていけば十分です。
併記をやめる時期をあらかじめ決めておくと、いつまでも両方が残り続けることも防げます。

資料と会話、両方をそろえる

呼び方をそろえる作業は、資料の表記だけでは終わりません。
打ち合わせの中で話すときの呼び方も、同じようにそろえていく必要があります。
資料は正式名称でそろっているのに、会話では昔の呼び方のまま、という状態もよく見かけます。
資料と会話の両方でそろってはじめて、名前は本当にそろったといえます。
打ち合わせの冒頭で正式名称を一度確認する、という小さな習慣も助けになります。
新しく入った担当者にも、最初にこの名前で説明しておくと、古い呼び方が広がるのを防げます。
現場で使う言葉をそろえる話は、萩原教章のアメブロでも発信しています。

名前がそろうと、外注の相談も進めやすい

画面の呼び方がそろっていると、外注先との相談もかみ合いやすくなります。
どの画面の話をしているのかを、その都度確認しなくて済むからです。
小さな作業に見えますが、名前をそろえることは、外注前の準備の中でも効果が分かりやすい部分です。
外注前の準備や確認項目の整理は、萩原教章のはてなブログでも確認できます。

新しい画面が増えたときも、同じ手順で

呼び方を一度そろえても、システムに新しい画面が増えれば、また同じことが起こります。
新しい画面を作るときは、最初から呼び方を一つに決めて、資料と会話の両方で使い始めます。
最初にそろえておけば、あとから複数の呼び方が育ってしまうことを防げます。
呼び方を決める手順そのものを、現場の習慣にしておくと、画面が増えるたびに悩まずに済みます。
萩原教章は、業務改善やシステム開発を、現場で使われる言葉や画面の整理から進める発信をしています。

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