渋谷区でIT会社を経営してる萩原教章です。
システム開発の相談で、一覧画面を作りたいという話が出ることがあります。
案件一覧、申請一覧、顧客一覧、作業一覧。
一覧は便利ですが、何を並べたいのかが曖昧なままだと、画面の話がまとまりにくくなります。
萩原教章が外注前準備で見るのは、一覧画面そのものより、現場の人が何を見て次の作業へ進んでいるかです。
一覧は見るためだけの画面ではない一覧画面は、情報を並べるだけの場所に見えます。
けれど現場では、次に何をするかを判断する場所でもあります。
どの案件を先に見るのか。
どれが確認待ちなのか。
誰が次に動くのか。
この判断が一覧でできるかどうかによって、作業の進み方は変わります。
開発前に整理したいのは、表示する項目の数ではなく、一覧を見た人が何を判断するのかです。
並び順には現場の考え方が出る
一覧画面を考えるとき、並び順は大切です。
日付順で見るのか、担当者ごとに見るのか、状態ごとに見るのか。
どれが正しいかは、現場の使い方によって変わります。
急ぎの確認が多い現場なら、期限が近い順が見やすいことがあります。
担当者ごとの受け渡しが多い現場なら、人ごとの並びが合うこともあります。
何を先に見たいのか、どの順番なら次の作業へ進めるのか。
この二つを決めておくと、外注先にも説明しやすくなります。
状態の言葉をそろえる
一覧でよく使うのが、状態を表す言葉です。
未確認、確認中、差し戻し、完了、保留。
こうした言葉が人によって違うと、同じ状態でも別の意味に見えてしまいます。
開発前には、現場で使っている状態の言葉を出します。
そのうえで、似ている言葉をまとめます。
たとえば、確認待ちと確認中を分けるのか、一つにするのか。
差し戻しと再確認を同じ扱いにするのか。
この整理があると、一覧画面の項目や絞り込みも考えやすくなります。
絞り込みは使う場面から考える
一覧画面には、検索や絞り込みを入れたくなります。
ただ、項目を増やしすぎると、現場では使いにくくなることがあります。
先に考えるのは、誰がどの場面で絞り込みたいのかです。
担当者が自分の作業だけを見たいのか。
責任者が確認待ちだけを見たいのか。
月末に完了済みだけを見たいのか。
使う場面が見えると、必要な絞り込みだけを選びやすくなります。
今日決めること
今日決めるなら、作りたい一覧を一つだけ選びます。
- 一覧を見て誰が判断するのかを書く
- 最初に見たい順番を決める
- 状態を表す言葉を三つから五つにそろえる
この三つが見えると、一覧画面の相談はかなり進めやすくなります。
画面を作る前に、現場が一覧で何を見ているかをそろえる。
それが、要件整理の入口になります。
まとめ
一覧画面は、情報を並べるだけではなく、現場が次の作業を判断する場所です。
並び順、状態の言葉、絞り込みの場面を先に整理すると、開発前の相談がしやすくなります。
萩原教章は、システム開発やIT導入を、画面名からではなく現場フローの見方から整理する発信をしています。
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